漁港のすぐ前にある結構大きな店だ。
外壁工事をしたばかりだということで、まだ足場が残っている。
コロナゆえ予約必須ということで予約して行った。
到着は予約時刻の数分前。
20台ほど停められる駐車場に停め、店に入ろうとすると、玄関前に出迎えの人がもう出ていた。
到着予定時刻を伝えていたので、待っていてくれた?
それとも車到着を見て出てきてくれた?
そこのところは不明だが、靴を脱いだ後、2階の広間に案内される。
すると平日とはいえ、先客ゼロ。
貸し切り状態だ。
いくらコロナとはいえ、かなり気の毒。
席は選び放題ゆえ、海が見える角の席に陣取った。
ランチメニューにはすき焼き御膳などいろいろあったが、初訪問につき、一番安い「四季彩プレート(ご飯セット)」を注文した。
出てきたプレート。
ウン、なかなかのものだ。
フリカケを出しましょうか?と聞かれたので、当然「ハイ」と返答。
すると、こんなのが出てきた。
通販・持ち帰り用としても売られている品らしい。
みそ汁はキンメの頭。
よくダシが出ていた。
デザートも付いていた。
コーヒーは、客が少ないからか、それともイケメンだからか、サービスですと言いながら持ってきてくれた。
料理の話しはそれぐらいにして、メニューで目を引いたのが味付とこぶしだ。
シーズンは終わったが、マイナス60℃で冷凍している品ならあるというので、買って帰ることにした。
その旨、伝えると、「一口で食べられる小さなサイズにしますか?それとも、切らないと食べにくい大きいサイズにしますか?」と聞いてくる。
しばし考えた後、メニューの写真にあるような大きいとこぶしを買って帰ることにした。
家で開封すると9コ入り。
これが最大クラスか?
値段はたしか3500円ぐらいだった。
手順書どおり冷蔵庫で解凍。
解凍時間はよく分からないので、食べる9時間前に冷蔵庫に入れたが、十分に解凍できていた。
薄造りと角切りで食べてみると歯ごたえ十分。
淡い旨味も感じられ、アワビの代用品とばかり思っていたのに、なかなかどうして、アワビより旨いかも・・・と感じるほど。
今回、とこぶしを見直した。
切り方は角切りのほうが好みだったかな・・・?
そういえば、ちょっと前、上総一宮の大型鮮魚店で、小さいアワビを「とこぶし代用」?とかなんとか、ポップ表示して売っていたのを思い出した。
(エピローグ)
食後、漁港付近を散策していると、海沿いに立つ家の車庫でライトがチカチカしている車を見かけた。
見れば落葉マークがついている。
これは心配だと、戸をガラガラと開け、「ごめんください、通りすがりの者ですが・・・」と声をかけると、中から80代ぐらいの男性が出てきた。
「チカチカしていますよ」と教えると、「それはどうも」と慌てて家を出る素振り。
それを見届けて、また散策し始めた。
私、値は張りますがトコブシの煮物が大好物で、羨ましい限りです。またお酒が進みますね。
我が家も昨日、女川に仕入れ(買い出し)に行って来まして、しばらくはお魚料理を楽しむつもりです。