天候のせいもあってか、今回、丸魚でそそられたのはタチウオだけだった。
銀色は剥げておらず、魚体も大きいほう。
しかし、タチウオはちょっと前に買ったばかりだ。
そこで、柵どりコーナーをチェックしてみたところ、鋸南産と書かれた真鯛の柵と勝浦産と書かれたキンメの柵が目についた。
真鯛の柵は、このところ買ったことがない。
一方、キンメは鴨川で失敗したばかり。
ただ、勝浦キンメはブランド魚だ。
しばし考え、両者とも小さめの柵を選んで買って帰ることにした。

半分づつ刺し身にして皿に並べた。
もちろん、右が真鯛、左がキンメだ。

食べてみれば、真鯛は旨味たっぷり。
身質は柔らかかったが、その分、熟成されていたということか?
久しぶりの真鯛、十分に堪能することができた。
一方のキンメは、これぞキンメ!といった味。
さすがブランド魚だ。
前回、鴨川で買ったキンメはハズレだったが、これで鴨川の仇を鋸南で、いや勝浦でとったことになる。
こうなると、鴨川のキンメは本当にダメなのか、それとも、あの日に限って、あのキンメに限ってダメだったのか?
もう一度、鴨川でキンメを買ってみたい気分になった。