この日の越紋さん。
魚種は少なかった。
主だったところはこんな感じ。



前回に続き、2連敗気味。
潮騒王国の鮮魚売り場も石鯛とキンメぐらいしかいなかったので、この日は不漁か?
さて、どうしようか?と考えていると、店主、トロ箱のスズキの下に隠れていたヒラメを取出し、「朝、獲れたばかりのヒラメはどうですか?1kg1000円と安いです」と提案してきた。
天然ヒラメにしては安い。
ただ、問題はウロコとり。
「ウロコを取るのに、テレビでは皮ごと包丁で削ぎ取っていた。チト面倒。」と言えば、店主、「あれはプロだからで、自分らは普通の魚と同じようにウロコを取っている」と言われた。
その言葉に納得、購入することにした。
重さは2.2kg。
魚体は見事に反り返っている。

そうこう話している最中に別客がきて、壁を指さし、干物について聞き始めた。
んんん・・・こんな写真があったのか。
初めて気付いた。
これまで干物を買う気はサラサラなかったので、心ここにあらざれば、見れども見えず・・・ということか。




しかし、よく見れば、珍しい干物が沢山ある。
次回以降、鮮魚と一緒に買ってみるか・・・と思いつつ、帰路についた。
家で見たヒラメ。
結構大きい、
ただ、腹に傷あり。
それで格安だったのか?
まあ、味に変わりはないだろう。

胃袋の中には小さいイカが2ハイおり、消化前だったので、これもアラ煮に入れて食べた。

そして、身は5枚におろす。
こちら側は、われながらうまくいった。

大皿の下はエンガワの刺身。
右の皿は皮の湯引き。

刺し身は薄造りメインで、一部は厚切りに。
食べてみれば、身は思いのほか、柔らかい。
朝獲れゆえ、コリコリかと思っていたのだが・・・。
一方、味的には十分に旨味が感じられた。
これまで何回もヒラメを食べてきたが、こんなにうまい魚だったとは・・・。

煮つけの代表としての頭。
うまさはあったが、やはり身のプリプリ感はイマイチだった。

刺し身は4柵を4日に分けて食す。
これが4日目、最終日の柵。

毎日、キッチンペーパーを変えていたので、4日目でも身の透明感とうまさは初日とほとんど変わっていなかった。

そして、尻尾側の柵4本は、刺身ではなくフライにしたが、食べてみると、安い白身の魚と区別できなかった。
刺し身で感じられたうまみは消えている。
ああ、これは勿体ない。
ヒラメは刺身に限る。

以上、ヒラメのうまさを再認識させられた、今回の越紋さんではありました。