2020年5月17日(日)、潮風王国の次に越紋鮮魚店に行ってみた。
潮風王国では、別掲のとおり、1本200円という超安値のヤガラをゲットしていたのだが、コロナ騒動で鮮魚の売れ行き芳しからぬ中、越紋さんでも何か買っておこうと、立ち寄ったのだ。
店先を見れば、いつもより魚が少ない感じ。
聞きはしなかったが、やはり旅館などが仕入れないからかもしれない。
ただ、大きな魚が何匹かいたのが目を引いた。
1つはトロ箱の長辺とほぼ同じ長さのアオリイカ。
4~5kgはあったのだはないだろうか?
いや、もっとあったかもしれない。
後に掲載するビッグなマトウも、その長さはトロ箱の長辺とほぼ同じ。
店主がマトウを持った写真から、このアオリの大きさを想像してみていただきたい。
滅多にみないサイズなので購入意欲をそそられたが、値段も高いだろうし、第一、1kgのアオリでも食べきれないことがあるので、後ろ髪引かれる思いで、購入を断念した。

あとは巨大マトウダイと、そこそこ大きなメジナ。
マトウダイなど、これまで買ったマトウの数倍はあろうかという大きさだった。
そのほかの魚としては、赤ムツ、ホウボウ、真鯛など。
さてさて、今日は何を買おうかと一通り品定めした結果、普段は買わない(買えない)高級魚の赤ムツを、値段もコロナ禍で下がっているだろうと期待して、購入することにした。
その旨、顔なじみになった店主に告げ、それと同時に「これほど大きなマトウは初めて見た」と感想を述べると、店主、「結構大きいが、そんなに高くないので、これもいかがですか?」と水を向けてきた。
「いやあ、刺身を食べるのは小生1人だけなので食べきれない」と言うと、店主、「刺身だけなら、私も食べきれない。刺身以外、煮たり揚げたり、ムニエルにして食べることもできますよ」と、購入心をくすぐってきた。
そうか・・・。
新鮮だからといって、刺身以外で食べてもいいんだ・・・。
そう思い、売り上げに貢献したい思いもあって、それも買うことにした。
店主が重さ測定に運んでいる姿を、ちょっと待ってと押しとどめ、記念に1枚。
人と比較すると、その大きさがさらによく分かる。
そばにいる赤ムツの、なんと小さいことよ。
その赤ムツ。
獲れたばかりだというだけあって、金ピカに光っている。
こんなに見事な赤ムツは初めてだ。
俎板の上のマトウダイ。
手前の歯ブラシは大きさ比較のために置いたものだ。
捌けば、大きな肝と卵があった。
また、胃袋の中には、メギスか何か、結構大き目の魚が少し消化された状態で入っていた。(写真左)
買った当日の夕餉のツマミ。
刺し身はマトウと赤ムツ。
マトウの肝と胃袋は茹でてみた。
赤ムツの皮は茹でるとヘニャヘニャ。
一番奥は、ヤガラヘッドの塩焼きだ。
翌日以降も、マトウはアラ煮とアラ焼き、半身はフライと、丸4日間、楽しめた。
特にフライにすると独特の旨味が感じられ、これはベリーグッドだった。
皮のカラアゲも結構いけた。
これでマトウは1300円。(外税)
超お買い得の一品だった。
ちなみに赤ムツは1600円。(外税)
赤ムツは赤ムツで良かったのだが、コスパ的にはマトウが5馬身も6馬身もリードしていた。
また見かけたら、買うこと必定。
ただ、捌くのは面倒だったが・・・。