保田の駅前通りに提灯屋という、しばしばテレビに取り上げられる干物店がある。
一方、駅から少し離れた127号線沿いには、漁場屋(いさばや)という干物店もある。
これまでは提灯屋でのみ買っていたのだが、地元の飲食店の御主人から、「私は漁場屋の干物のほうが好きだ」という話しを聞いたので、食べ比べてみることにした。
一部推測も交えた両店の違いは下記。
〇提灯屋は1枚単位で買えるが、漁場屋は何枚かを1組にしたパック販売。
〇提灯屋は駐車場があるかどうか分からず店の前に車を停めて買っていたが、漁場屋
には5~6台停められる専用の駐車場がある。
〇その店ならではの品ぞろえとしては、提灯屋にはエボ鯛があり、漁場屋にはサンマ
の醤油ダシ干しがある。
〇提灯屋は、店の屋上で天日干ししている模様(サバはないか?と聞いたところ、
上を指さし、さっき干したばかりだからまだ早いと言われたことからの推測)。
漁場屋は不明。
両店で買った鯵の干物を比較したのが下記写真。
左が提灯屋、右が漁場屋だ。
提灯屋のほうがちと小ぶり。
その分、1枚の値段は安かった。

弱火のグリルで焼けば、提灯屋のは背も腹も早く焦げ目がついたが、漁場屋のは腹になかなか焦げ目がつかず、半透明の白い状態がしばらく続いた。
時間的には、すぐに焦げ目がついてよさそうなのに。


食べてみると、提灯屋のはちょうどよい塩加減。
漁場屋のは、少し塩気を抑えていて、ちょっと物足りない感じだった。
しかし、それはあくまで個人の見解。
土産物として差し上げた人に、ちょっと塩気が足りなくなかったですか?と聞けば、あれぐらいでちょうどよかったとの返答。
保田の飲食店御主人の話しといい、これは個人の好みの話しなのであった。