これは、2018年9月のことである。
前回、ライフに行ったのは3連休の最終日(月)。
全国的に天気はそう悪くなかったので、連休ではあるが、何かあるだろうと思い行ってみたのだが、見事に何もなかった。
3連休を甘く見て失敗の巻。
そのリベンジということで木曜日に行ってみたところ、なんと今回は、青森産のアラが氷の入ったトロ箱に8匹ほど置かれていた。
これまで、出張や旅行に行った時など、各地の鮮魚店を数多く覗いてきたのだが、アラにお目にかかったのは初めてだ。
魚体は小さい。幼魚なのだろう。
1匹480円也(外税)。
アラは、10年ほど前に銚子の大衆割烹「丸久」で食べて以来、これで2度目だ。
そういえば、「丸久」のアラも小さかった。
大きいのは料亭などに行き、小さいのだけ、タマに鮮魚店に回ってくるということだろうか?
ともあれ、捌いて刺身で食べてみる。
写真は片身分。
薄造りと厚切りと、2種試してみたが、厚切りのほうが味がはっきりわかる。
その食感はといえば、幼魚だというのに、シッカリした歯ごたえだ。
スズキの仲間ということだが、スズキは大きくても身は柔らか目。
本当にスズキの仲間だろうか?・・・そのような疑念?が生じるほどの食感だった。
味的には上品で、しかも濃い旨味が感じられる。
身がシッカリしていることといい、旨味といい、似た魚を強いて探せば、メバルといったところだろうか?
全般、どの魚でも、幼魚は身が柔らかく味もそっけないものが多いが、今回のアラは特別。
成魚のアラを食べたことはないが、「美味しんぼ」などで絶賛されているその味を想起させてくれた、これは秀逸の刺身だった。
翌日、残っていた半身は全て、やや薄めの厚切りにし、最後のアラ刺しを堪能した。
一方、アラのアラは塩焼きにしてみたが、これまた身が盛り上がるようなプリプリした感じでベリーグッド。
本当に、本当に、購入して大正解だった。
惜しむらくは、滅多に見ることがない魚なので、2匹買っておけば良かった。
残念!