これは2018年7月のことである。
128号線を千倉方面に南下してきて、長狭街道との交差点を左折。
踏切を渡ってすぐの交差点右角に、小さな鮮魚店がある。
これまで、店があることには気づいていたが、車で通りすぎるだけで、中に入ることはなかった店だ。
それが今回は、徒歩で鴨川中心部を巡るという酔狂なことをしたことで、通りすがりに店の様子をジックリと見ることができた。
見ると店先に、本日の入荷品だろうか、7~8品が書かれたビラが貼られており、その中に「カイワリ」という名を見つけた。
先日、千倉の越紋鮮魚店で、小さめのを買ったばかりの魚だ。
上品な味が気に入っていたので、この店のはどんな大きさかと、店内に入ってショーケースをのぞきに行く。
普通、店内に入ると「いらっしゃい。何にしましょう」などと声がかかるのだが、この日は、ショーケースの向こう側におばちゃんがいるものの、何も言わない。
どうやら自分の仕事をしているようだ。
これは好都合。
気に入らなければサッサと店を出ればいいと思いつつショーケースの中をのぞくと、前回より少し大き目のカイワリ。
よって即、購入を決定した。
![IMG_4182-69d0e-thumbnail2[1].jpg](https://bousounosengyoten.up.seesaa.net/image/IMG_4182-69d0e-thumbnail25B15D.jpg)
一方、シイラ刺身1パック300円というのもあったので、そちらも購入。
![IMG_4184-thumbnail2[2].jpg](https://bousounosengyoten.up.seesaa.net/image/IMG_4184-thumbnail25B25D.jpg)
カイワリ2匹と合わせ、税込み600円という安さだった。
帰って食すれば、カイワリ刺身は相変わらずの上品なうまさ。
思えば、かなり昔に静岡で見かけて以降、カイワリを鮮魚店で見たのは、越紋に次いで3回目だ。
かなりレアな魚なのかもしれない。>
一方、シイラはといえば、パックを見ただけでは、さほど量は多くないように見えたが、開けてみると、中皿いっぱいになるほどの多さだった。
味はといえば、やや筋っぽい部分もあったが、やはりうまみがある魚。
このうまさで、なんでこんなに安いのだろうと、コスパ゚にうるさい小生も大満足の味だった。
この店、また行ってみることにしよう。
店の名を確認するのは忘れたが・・・。